三河みりん 学習会報告

遠路はるばる、愛知県碧南市から角谷社長がお越しくださり、三河みりんの魅力を余すところなく紹介してくださった今回の学習会。
お子さん連れの方から理事、チームメンバー合わせて16名の参加となりました。
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 みりんが歴史上、その名を記されるのは500年ほど前、戦国時代のころのこと。甘みが貴重だったその時代には、大名しか飲めない【甘い高級酒】でした。現代では工業でも知られる愛知県は、農業環境も豊か。米がとれ、豊かな水と温暖な気候から、酒造業がさかんになるとともに多くの醸造業―酢、みそ、しょうゆ、みりんーも発達してきました。そもそも、みりん製造は酒粕を有効活用するところから始まった産業であると聞き、日本の伝統食文化はまさに米によって支えられているのだなぁ…と実感しました。
 現代の三河みりんは「もち米・米こうじ・本格焼酎()」と、すべて米から作られます。みりんづくりは、まず焼酎造りから始まります。精米したコメを洗米・浸漬して蒸しあげたものを仕込みます。そうしてできたもろみを櫂でかくはんしながら、3か月ほど熟成させ、絞ります。その絞ったみりんを半年~1年熟成させて、みりんの完成となります。三河みりんは加熱殺菌をしないで瓶詰めします。生詰なので、瓶の中でゆっくりと米麹がはたらき、もち米の美味しさがひきだされていくのだそうです。一般的な本みりんはブドウ糖やでんぷんなどの糖類を250%まで増量できるうえに、23か月で市場にでるそうですから、味の深みが違うのも当たり前ですね。三河みりんは、一日当たり3t、一升瓶にして2000本分の米と、一升瓶1000本分の焼酎から、みりん一升瓶2000本分を製造しています。使用したコメの半分はみりん粕になる…という、なんとも贅沢に米を使用した調味料なのです。

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ちなみに、みりんはアルコール。お車でお越しの方は香りを確かめるしかできないので、企画当日は煮切りみりんをつくって豆乳寒天にかけて召し上がっていただきました。だいたい、半量くらいになるまで煮詰めればアルコール分は飛ぶそうです。これは美味しい…!

そのまま飲んでもおいしい、三河みりんの活用レシピはぜひ、HPで確認してみてくださいね。

☆三河みりんHP http://www.mikawamirin.com/

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学習会では、角谷社長から日本の緑・環境保全への想いも語られました。農業とは「おてんとさん仕事」。しかしながら、現代は生産効率が重視される時代。収穫を増やし、生産物を守るために農薬を使う農業が基本となっています。農薬は地下水にながれこみ、私たちが口にする水にも入ることに・・・。失われてからでは、回復できないのが、緑の再生産。庭の先に連なる、田畑のもつやすらぎ。それが近くにあるほど暮らしやすく、遠くにあるほどくらしにくいのでは・・・?三河みりんの原料米は、すべて減農薬米!農家さんの苦労も踏まえた金額を払うということは、その地域の緑を守ることにもつながります。食料としての値段、というだけでなく、環境とのかかわりにも価値を認め【どこでとれたもの、作られたものか】を確認して購入する【お茶碗一杯からの環境運動を始めませんか?】…毎日の買い物は、確かに私たちの未来につながっています。選ぶ目を持った消費者に…ママノワバンビ&マルシェの想いとも重なる角谷社長の言葉に、参加者の皆さんとともに共感した学習会でした。

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終わってからも、質問がつきない参加者の皆さん。でも、
できたら皆さんでシェアできるように、質問は時間内にお願いしますー!!

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 8月のお酢、今月のみりん、どちらも時間をかけて丁寧に作られたものは複雑なうまみを持っていました。

家庭で作る料理には、本物の調味料があれば、出汁はなくても十分美味しいように思います。

学んだことをもとに、また調理実習企画ができるといいなぁ・・・。

こちらの書籍は、角谷文治郎商店さまより、コープ自然派奈良に寄贈されました(^^)

組合員活動ルームに展示してありますので、よかったらご覧くださいね。

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by mamanowa-marche | 2017-09-20 09:00 | 食の学び場

~食が基本のナチュラルライフと子育てを考える♪ママノワバンビ&マルシェコープ(自然派奈良/組合員活動チーム)からのお知らせです~


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